【再掲】髪の毛はなぜ傷む?? (髪の毛は蘇りません)
ご存知でない方もまだまだ多く、実際にお客様へ説明する事も多いので、ここに記録します。
この内容は、私個人が今現在考える「理論」や「思想」である事をご理解ください。
髪の毛とはどういうものか
髪の毛は、「死滅細胞」という、死んだ細胞、生きてはいない細胞で、出来上がっています。
「生きていない」ので、生き返らないですし、蘇らない、修復されません。
トリートメントで、髪が生き返る、蘇る、修復される事はありません。
髪の毛というのは減点方式で、加点(蘇る・修復する)はされません。
新しく伸びてきた健康な髪の毛を、100点満点として考え、そこからの減点方式となります。
20点くらいの点数になってくると、髪の毛のコンディションは厳しくなってきます。
実際、見ただけで今の髪の毛が何点の状態か正確には分からないですが、この減点方式で考えれば、どの位の状態かがおおよその予測ができます。
では、どの様な事で減点されるか説明します。
美容室で施術する「カラー・パーマ・縮毛矯正等」
薬剤を使用する為、髪の毛への負担が大きく、減点数が多いです。
例
・カラー・パーマ -15点
・縮毛矯正 -30点
・ブリーチ -40点
点数は、あくまでの例であり、美容室や美容師さんによって、使用する薬剤や、施術方法が違ったりするので、点数は変動します。
最近は、薬剤もかなり進歩しており、傷みにくい縮毛矯正やブリーチ剤もあります。
だからこそ、しっかりした知識を持った、信頼できる美容師さんにしてもらわないと、減点数が多くなり髪の毛が傷みます。
日常生活での傷む原因
例
シャンプー
ドライヤー
ブラッシング
ヘアアイロン
etc…
(減点数はとても少ないので、具体的な点数は控えます。)
挙げれば沢山あるが、特にシャンプーは重要
洗浄力の強いシャンプー(主にドラッグストア等で販売されているメジャーな市販シャンプー)で洗っていると、髪の毛の傷む原因になります。
洗浄力がマイルドなシャンプー(美容室専売品シャンプー)で洗うと、減点数も少なくなります。
シャンプーは、ほぼ毎日する事だと思うので、とても重要です。
ヘアアイロンも重要
毎日、高温のヘアアイロンで髪の毛を巻いたり、ストレートにしたりしていれば、傷む原因になります。
美容室で受けるダメージよりかは少ない減点数ですが、積み重なる熱のダメージは、深刻化する事もあります。
髪質の違い
髪質によって、ダメージの受けやすさというのも違い、髪が硬く太い髪質の人はダメージを受けにくく、髪が柔らかくて細い髪質の人はダメージを受けやすいです。
同じカラーやパーマをしたとしても、柔らかくて細い髪質の人の方が減点数が多くなります。
(例 同じカラーをしても、硬くて太い髪質の人は -10点、柔らかくて細い髪質の人は-15点)
結論
元々は100点を持っていた髪の毛が、度重なるカラーやパーマで減点されていき、今の髪の毛が何点残っているのかがポイントになります。
その残っている点数により、パーマや縮毛矯正が綺麗にできるか、カラーの色が綺麗に染まるか、という事に影響してきます。
結論は、髪の毛は良くなったり蘇らないので、髪の毛を傷ませない様に(点数を減らさない様に)気をつける事が大事です。
信頼できる美容師さんにお任せして、毎日のヘアケアをしっかり出来れば、髪の毛は綺麗な状態を保てる事でしょう。
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